サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会では、日本人サポーターが試合終了後に行っているゴミ拾いが世界的な注目を集め、高く評価された。また、日本を訪れた中国人は街中にゴミがほとんど落ちていないことに驚くというが、「ゴミをポイ捨てしない」、「自分のゴミでなくても拾う」という習慣はいつ、どのようにして醸成されたのだろうか。

 香港メディアの鳳凰網は3日、日本人の「ゴミ」の扱い方が世界的に高い評価を得ていると伝え、これは本当に日本人の民度の高さだけが理由なのだろうかと問いかける記事を掲載した。

 記事は、W杯ロシア大会はもちろん、過去の大会でも日本人サポーターがゴミ拾いを行って称賛を集めたことを指摘したほか、訪日経験のある中国人ならば日本の街の清潔さに驚いた経験があるはずだと指摘。日本人が「清潔さ」を大切にするのは民度の高さだけが理由ではなく、「公害という環境破壊が日本人に環境保護意識をもたらした側面があることを見落としてはならない」と論じた。

 続けて、著しい経済成長を続けていた頃の日本では現在の中国と同様に環境破壊が問題となり、日本各地で公害が発生したと紹介。そして、1970年代にオイルショックが発生したことで、日本人の環境保護意識が一気に高まり、ゴミの分別とリサイクルなどが徹底して行われるようになったと紹介した。

 また、日本人が今でも高い環境保護意識を持ち続けている背景には、子どもの頃からの教育やリサイクル法などの法律の存在が大きいと主張。日本人は保守的な性格でありながらも初志貫徹ができる意志の強さを持っているとし、こうした国民性も日本人に間で「ゴミをポイ捨てしない」、「環境を大切にする」という行動が広まり、根付いた要因だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)