中国メディア・東方網は2日、「中国伝統文化の多くが本国で失われ、日本で伝承されている」という考え方に疑問を呈する記事を掲載した。

 記事は、「中国人には、中国の伝統文化は中国国内ですでに消失してしまい、日本でそれが伝承されてきたと考えている人がいる。例えば、和服や日本は中国文化が伝承されて発展してきたものであり、唐の建築様式や芸妓などももともと中国の文化で、中国ではすでに長きにわたり廃れてしまったが、日本では受け継がれているというのだ。しかし、唐の建築様式については軽々しく同意するわけにはいかない」とした。

 そのうえで、「日本には唐の建築が残っているが、中国にはないという話は1930年代ごろからすでに言われてきたものであり、『唐の建築はもはや日本の奈良に行かないと見られない』と断言する人さえいる。しかし、これは完全な誤りであり、実際日本には100%オリジナルの唐の建築はない。唐招提寺もその内部は代々の補修作業によって既に当初のものとは異なる、中国建築から完全に独立したものになっていったのだ」と指摘している。

 さらに「日本に多くあるという唐風の建築は実際、全てニセモノなのである。例えば東京のランドマークである浅草寺は、すでに20世紀に鉄筋コンクリートで作りなおした『ニセ骨董品』であり、このほか皇居、明治神宮、靖国神社などもみなニセの唐風建築なのだ」と論じた。

 記事は、「中国には大いに広め伝承しなければならない伝統文化がまだまだたくさんある。これらが模倣者に剽窃され、彼らの文化に変えられてしまうのは、わが国の文化にとって一大損失だ」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)