中国は日本ほど自然災害が多発しないためか、災害に対する危機意識があまり高くないようだ。それゆえ日本で行われている防災教育を知ると、驚いてしまうという。中国メディアの快資訊はこのほど、「日本人は何と幼稚園児のころから防災教育を受けている」と驚きを示す記事を掲載した。

 中国でも四川省などで大きな地震が発生することはあるものの、地震の揺れすら経験したことがないという中国人は多い。それゆえ地震に対する危機意識が低く、もし、地震が起きた場合にどのように行動したら良いかという知識も持ち合わせていない。

 これに対して記事は、世界でも地震が多発する国である日本の「地震に対する危機意識を培い、防災のための経験は中国にとって参考にする価値がある」と主張した。続けて、危機意識を培ううえで重要なのは幼少からの教育であると伝え、地震や火事を想定した避難訓練は幼稚園の頃から行われていると紹介した。

 中国では地震を経験することが殆どなく、安全に避難する為の知識や防災対策を見聞きする機会も日本と比較すると極めて少ないゆえに、地震に遭遇したら慌てて飛び出してしまうなど二次災害の危険性も十分考えられる。しかし日本では教師たちが研修を受け、子どもたちに防災の知識を教え、避難訓練も定期的に実施していると紹介。幼稚園や学校の年間カリキュラムのなかに避難訓練が含まれるほど徹底されているのは、中国人にとっては驚きのようだ。

 日本で行われている避難訓練や防災訓練はあくまでも日本の風土や日本の建築物を前提としているものだ。日本では地震発生時は慌てて屋外に飛び出さないことが常識となっているが、中国ではレンガ造りの建築物が多いため、地震の時に倒壊する可能性もあり、屋内では逆に危険という場合もあるだろう。中国もときおり大きな地震が発生する国であり、国全体で防災意識を醸成するのは容易ではないだろうが、それでも尊い命を守るためにはやる価値があるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)