サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会では連日熱戦が繰り広げられているが、試合の中継で目につくのは何と言っても中国企業の広告の多さではないだろうか。ピッチ横に表示される広告を見て、「何と読むか分からないが、中国語ばかり」と思った人は多いはずだ。

 今回のW杯では中国企業が大きな存在感を放っており、日本企業は1社もスポンサーになっていないが、24日に行われた日本ーセネガル戦では中国企業である海信(ハイセンス)の広告が消え、その代わりに東芝のテレビブランド「レグザ」の広告が表示された。

 中国メディアの南方都市報は26日、日本企業はW杯ロシア大会のスポンサーになっていないはずなのに、「レグザ」の広告が表示された理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は、レグザの広告が表示された理由は「レグザは今、ハイセンス傘下にあるため」だと伝え、2017年11月にハイセンスが東芝映像ソリューションを買収し、レグザのブランド名を40年使用できる権利も取得したため」だと紹介。現在、レグザブランドを保有するハイセンスはW杯ロシア大会のスポンサーであるがゆえに、日本ーセネガル戦でレグザの広告が表示されたのだと指摘した。

 続けて、ハイセンスが買収した東芝映像ソリューションは2018年3月からすでに3カ月連続で黒字を実現し、「1+1が2以上になる」ような買収後のシナジーも生まれつつあると紹介。また、日本ではW杯ロシア大会のもと、5月下旬ごろからテレビ市場が回復しており、特に日本代表が初戦でコロンビアを下したことでさらに盛り上がってきたと紹介、高画質テレビの販売が大幅に伸びていることを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)