どの国や地域に住んでいたとしても、食の安全は多くの人が関心を抱く問題だろう。農薬を全く使用しないと商品として販売できない見た目となってしまったり、逆に使用し過ぎると残留農薬が人体に及ぼす影響が心配になってくるものだ。

 中国では、一般に販売されている農産物の多くに様々な農薬が使用されているが、消費者はどのような農薬がどれほど使用されているかは知る術がないゆえ、一部の消費者は値が張っても使用されている農薬が少ないであろうと思われる外国産の商品を選択する。中国メディアの快資訊は21日、日本も農作物に農薬を使用しているというのに、なぜ日本で残留農薬が問題にならないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 まず記事は、世界各国で使用されている農薬の使用量について紹介し、農作物によって違いはあるものの、日本は中国より農薬を大量に使用して栽培する農作物もあることを紹介。だが、農薬の使用量と残留農薬は別問題であることを強調し、使用する農薬にも強弱があることを指摘し、日本では人体に影響があるような強い農薬は使用されていないうえ、日本の農家は農薬を散布した直後は農作物を出荷しないと指摘する一方で、利益を重視している中国の一部の農家は農薬を散布してすぐに出荷するゆえ、中国で販売されている農作物は農薬の残留率が高い傾向にあると指摘。

 また、中国では生産量を重視するあまり、強力な農薬も平気で使われていて、農家自身も自分たちで食べる用と出荷用を分けて栽培するほどであることを強調した。

 中国では近年、消費者の食品の安全に対する意識が高まってきているが、一般に販売されている食品には多くの農薬が残留していると言われている。使用する農薬の種類や残留率の基準の確立、生産者のモラルの向上が強く求められている。今後、中国でも安心して食べられる食品を誰でも簡単に手に入るようになってもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)