サッカーワールドカップのH組では、日本がコロンビアに勝利し日本中が歓喜に包まれたが、中国でも同様だったようだ。中国メディアの網易は20日、2―1でコロンビアに勝利した日本代表について「黄色人種でも南米チームに勝てることを証明してくれた」と称賛する記事を掲載した。同時に、中国サッカーとは20年の差があることもはっきりしたという。

 世界的にみると、アジアのサッカーは「世界に後れを取っている」イメージがあるのは事実だ。しかし、今大会では日本とイランの活躍が光っており、イランはモロッコに勝利し、日本は南米のコロンビアに勝利した。日本の勝利の理由について、多くの中国人は「コロンビアは1人少なかったからだ」と考えているがそれは間違いだと記事は指摘。数では劣勢になったとはいえ、身体能力と個人技で勝るコロンビアは、前半を自分たちのペースで進めていたと指摘した。

 では、なぜ日本は最終的に勝利できたのだろうか。記事は、後半になってから日本が戦術を変更し、カウンター攻撃を止め、積極的にボールを支配して攻めたことが大きな理由だと分析。南米人相手の「このボールコントロールには尊敬せざるを得ない」と述べ、後半は日本のボール支配率が6割を超えてコロンビアを圧倒したと指摘した。

 では、中国のサッカーファンは日本の勝利をどう見ているのだろうか。これまで小柄なアジア人は南米に勝てないと言われていたが、「日本は頭を使ってサッカーしている。ペナルティエリア近くでは良く協力し、ボールをカットされてもすぐにロングシュートを打たない」、「コロンビアは日本の組織力にやられた。同じアジアのチームでも中国との差は大きい」、「チームワークでいえば日本は世界一流だ」など、日本を称賛するコメントが多く寄せられたという。

 それで記事は、中国サッカーのチームワークが日本のレベルに達するまで「あと20年かかる」と分析。日本の勝利はいろいろな意味で中国に刺激を与えたようだ。サッカーでは日本から学ぶべきというのは、以前から中国国内では言われていることだが、今のところ何かを学んで取り入れた気配がないというのは実に残念なことである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)