中国メディア・中国新聞網は21日、海南省が先日発表した国際観光発展計画で「外国人がフェイスブック、ツイッター、ユーチューブを正常に利用できるようにする」との文言を盛り込んだことを伝えた。一方、同省はウェブ上で公開していた同計画の文書を削除している。

 記事は、同省人民政府弁公庁が21日に「海南省の観光国際化レベル向上3年行動計画(2018-2020年)」を発表し、国際航空路線の増加、複数の地方空港の国際空港化、フェリー路線の開通などの青写真を描くとともに、20年までに同省を訪れる外国人観光客数年間200万人、東南アジアを中心とした外国人材5万人の雇用といった目標を打ち出したこと紹介した。

 また、「同省は海口、三亜の2つの重点観光都市を活かして外国人観光客の密集エリアづくりを計画している。エリア内では外国人が国外で流行しているSNSのフェイスブック、ツイッター、ユーチューブを正常に利用できるようにするとのことだ」と報じている。

 中国政府はフェイスブックなどのSNSの国内利用について、特別な規制をかけていないと主張している。同省の計画に盛り込まれた文言は「中国ではフェイスブック、ツイッター、ユーチューブが正常利用できない」状況があることを公に認めたとも受け取れる。

 この件について多くの中国メディアがネット上で報じていたが、その後軒並み記事が削除された。中国新聞網の記事も、23日午前10時ごろまで閲覧できていたが、程なく閲覧不能となった。海南省政府のウェブサイトも同計画の全文を掲載していたが、すでに削除されている。残っていたキャッシュから確認できた計画文書中には、確かに中国新聞社が報じていた内容が記載されていた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)