中国メディア・東方網は21日、「日本はコロンビアに対して勝利したのは、ピッチ上だけではなかった」とする記事を掲載した。

 記事は、19日に行われたサッカー・ワールドカップロシア大会グループリーグH組第1節で日本がコロンビアに2-1で勝利して初戦を飾ったと紹介。日本W杯において南米の国から挙げた初めての勝利であるとともに、4年前のブラジル大会で完敗した相手への雪辱を果たす勝利でもあったと説明した。

 そのうえで、「日本代表がピッチの上で勝利をつかんだだけではなく、日本のサポーターが試合後に見せた行動に、対戦相手のコロンビアサポーターも驚き呆然とした。日本のサポーターがみんなで観客席のゴミを拾う様子を見て、しきりに称賛したのだった。あるコロンビアサポーターは『日本のサポーターから学ぶものがあった。日本人の自律性と秩序が彼らの勝利をアシストしたのだ』と語った」と伝えている。

 そして、日本サポーターがゴミ拾いをする様子を見ていた多くのコロンビアサポーターが感化され、日本サポーターからゴミ袋を受け取って真剣に座席付近のゴミを片付けていたと紹介。また、あるコロンビアサポーターが「勝利おめでとう」と語りかけた日本のサポーターが礼儀正しく「ありがとう」と返答してくれたことに感銘を覚えたというエピソードも披露した。

 日本とコロンビアのサポーターを巡っては、試合終了後にコロンビア人男性グループが日本人と思われる女性にスペイン語で「私は売春婦」と言わせる動画が拡散し、コロンビア政府が「決して許されない行為」との批判声明を発表する事態となった。差別や侮辱は決して許されないが、試合後の高ぶった感情の中でサポーターどうしのトラブルが頻発しているのも事実だ。日本のサポーターの行動により、試合後のゴミ拾いが各国サポーターの間で自然な行動として少しずつでも広がっていけば、日本人としてこれほど誇らしいことはないだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)