サッカー・ワールドカップロシア大会で日本代表がコロンビアに勝利して以降、中国のネット上で日本のサッカーと中国のサッカーを比較する言論が目立つようになった。中国メディア・光明日報は21日、「どうして日本は何度もW杯の本大会に出場できるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本が1998年のフランス大会で初出場を果たして以降、すでに6大会連続でW杯本大会に出場していると紹介。「その道は決して平坦ではなかった。『ドーハの悲劇』という、夢が打ち砕かれる瞬間も経験した。しかし、日本のサッカーは決して諦めることなく、悲劇から立ち上がって弛みない努力を続け、自らの風格を確立して本戦出場へのサクセスロードを作ったのだ」とした。

 そして、「98年のW杯初出場時には3戦全敗と世界の壁を感じ、その後トルシエ、ジーコ、オシムといった名将を招き入れ、アジアの頂点に立った。そして、国内リーグのレベルアップとともに、大量の若手選手が欧州のトップリーグへと羽ばたくようになり、豊富な人材が育った。6回のW杯本戦出場で、日本サッカーは実に豊かな経験を手に入れたのだ」と説明している。

 そのうえで、日本サッカーが成功した秘訣について、まず、「国内に重厚なサッカー競技の基盤を作ったこと」を挙げた。男女それぞれ年齢別の階層に分かれ、それぞれで大きな大会が用意されていることを紹介し、優秀な選手の輩出のみならず、サッカーを日本の大衆スポーツにするうえでこの基盤が大きな役割を果たしたと論じた。

 また、「より重要な点」として、サッカー教育が日本の教育文化にしっかりと融け込んでいることを指摘。高校サッカーに代表されるいわゆる「学園サッカー」がすでに100年の歴史を持っているとし、全国の各種学校にサッカー部があり、教員や保護者も子どもたちがサッカーに熱中することに理解を示し、支援していると伝えた。

 記事は、5月16日に東京で初めての「日中青少年サッカー協力サミットフォーラム」が開かれたことを紹介。「今後、わが国はフル代表、ユース、プロサッカー、指導者、審判、市場開発など様々な面で日本と交流を深め、日本サッカーの発展の経験に充分に学ぶことになるだろう」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)