中国メディア・新華網は19日、現在開催中のサッカー・ワールドカップロシア大会で、中国人3500人がニセチケット業者の被害に遭っていると報じた。

 記事は、「盛り上がりを見せているW杯ロシア大会だが、一部のサポーターは早々にチケットを購入したにもかかわらずスタジアムに入れないという事態に巻き込まれている。先日、ロシアで起きたW杯市場最大のニセチケット販売問題が注目を集めている」と伝えた。

 そのうえで、モスクワにある中国大使館が「ANJI MSKという会社からチケットを購入した人から、チケットが手に入らないとの連絡を受けている。この会社は大会組織委員会のサイン入り書簡を出してチケットの販売権を有すると主張しているが、ロシア外務省や国際サッカー連盟(FIFA)は偽造であると確認した。現在、この会社から販売されたチケットは1万枚あまりで、金額は1億ドルに達している。被害にあった中国人3500人あまりにのぼる」と発表したことを紹介している。

 同大使館はまた、先日重慶市の観光客90人がチケットを手に入れられずにスタジアムに入場できなかったことを挙げ「ニセチケット販売事件の被害の可能性が極めて高い」との見方を示した。

 記事は、被害が出ている重慶市の観光当局がすでに、W杯のチケットを取り扱った現地の旅行会社に対して、賠償制度を設けるとともにすべての観光客に事情を説明するよう求めたと紹介。ある旅行会社の社長が「すでに購入者1人1人に対する善後策をとっている。契約変更にしても、救済措置にしても、法律法規に照らして処理する」とコメントしたことを伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)