ぐるなびが提供する日本のグルメ情報がAlipayで簡単決済できるようになる――。ぐるなびが6月18日、中国最大手のモバイル決済サービス「Alipay(支付宝/アリペイ)」とアクワイアリング契約を締結し、Alipayでのモバイル実店舗決済とアプリ内で飲食店の情報を掲載するサービスを2018年夏から開始すると発表した。Alipayの決済提供から飲食店の情報登録までをワンストップで行うサービスは国内初。

 近年、訪日中国人旅行者の数は増えており、観光庁によると訪日外国人旅行消費額4兆4162億円のうち、中国が1兆6947億円(38.4%)にのぼる。また、先日ニールセンが発表したレポートにおいても、9割を越える中国の観光客が、「海外でモバイル決済が利用できれば、購買意欲が更に高まる」と回答している。実際に、中国国内では、地域によっては、スマートフォンを持っているだけで日常的な決済が足りてしまう状況にある。旅行中も、極力、同じような利便性を得たいと思うのは当然のことだろう。

 今回のぐるなびとAlipayの提携によって、ぐるなび加盟店でAlipayの決済サービスの導入とアプリ内で飲食店の情報発信が可能になる。国内の飲食店は、訪日中国人旅行者の来店のきっかけ作りとなり、訪日中国人旅行者は、日本の飲食店の情報をアプリで検索から決済まで簡単・便利に利用できるようになる。

 また、これまでAlipayやその他中国系モバイル決済システムの導入時に複数社との契約が必要であった飲食店は、今後契約から窓口、支払いまでワンストップでサービスを受けることが可能になる。

 ぐるなびは、訪日中国人旅行者向けの情報発信では「ぐるなび外国語版」にて、繁体字・簡体字に対応した多言語レストラン予約サービスを提供してきた。これからは、Alipayのサービスを活用することで、訪日中国人旅行者の利便性の更なる向上と飲食店の情報発信や送客から決済まで一環した業務支援サービスが提供できる。

 Alipayは、アリババグループのアント フィナンシャルグループが提供する決済と生活関連サービスを融合した世界最大規模のプラットフォーム。中国国内のアクティブユーザー数は5.2億人を超え、中国国内4000万店舗以上の加盟店で利用可能。海外でも決済サービスを40以上の国と地域で提供している。日本でもすでに4万店以上が導入している。(イメージ写真提供:123RF)