日本と中国は隣国同士であるものの、相互理解という点では大いに不足しているのが現状と言えるだろう。中国でも日本に対する理解が進んでいるとは言いがたく、ステレオタイプの対日観を持っている人や、日本そのものを誤解している人も少なくない。中国メディアの捜狐はこのほど、日本は中国にとって一衣帯水の隣国同士でありながら、中国人は日本人について大いに誤解しているところがあると伝え、中国人が日本について抱く誤った認識を紹介する記事を掲載した。

 記事がまず挙げた誤解は、「日本は所詮、小日本」というものだ。中国では「小」という言葉は使い方によっては侮蔑の意味合いを持ち、日本に対する蔑称として「小日本」という言葉がある。この言葉について「中国では小日本という言葉がまるで正式名称であるかのように、多くの中国人は普段から日本を小日本と呼んでいる」と指摘する一方、日本は国土こそ確かに小さいが、領海と排他的経済水域も含めれば世界の大国と見做すことができると指摘し、経済規模や防衛力、科学技術力も世界の強国であり、中国人が日本を小日本と呼ぶのは間違っていると論じた。

 さらに、小日本と同じ蔑称である「鬼子」を挙げ、現代の日本人すべてを「鬼子」と呼ぶのも同様に間違いであると指摘。もともと鬼子は旧日本軍の侵略者を指す言葉出会ったとし、現代の日本人を「鬼子」と呼ぶべきではないと主張。また、中国人の多くは日本人は非友好的と誤解しているが、実際は多くの日本人は日中関係の改善を望むなど、決して非友好的ではないと伝えた。

 また、中国は危うく日本に滅ぼされるところだったが、今でも多くの中国人は日本を「歴代王朝の藩属国」とみなしがちだと指摘する一方、日本は中国の歴代王朝の藩属国となったことはなく、多くの中華文明を吸収しつつも、完全なる独立を維持し続けてきた国だと指摘。中国人は日本人が強烈な自尊心を持つ国民であることを知るべきであり、長い歴史のなかで日本と中国はずっと「並立」してきた国同士であることを知るべきだと論じた。

 さらに記事は、「日本人は中国人より優秀」という誤解も中国では多いと指摘。日本による侵略や、日本の戦後における急激な復興と経済成長などが誤解を招いたと指摘する一方、これは「日本人は中国人より優秀ではない」という意味ではなく、中国人だって優秀であるはずだという意味だと指摘。日本人と中国人のどちらが優秀かという比較は不要であり、必要なのは日本を尊重し、理性的に日本と付き合い、真面目に日本に学ぶことであると伝え、日本という隣国を学ぼうとしないのは愚かなことであると主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)