中国メディア・東方網は14日、「どうして中華料理は日本料理やフランス料理に比べて精緻さが欠けるように見えるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、近ごろ米国の質問掲示板上で「どうして中国料理は日本料理やフランス料理よりも精緻に見えないのか」との質問が出たと紹介。これに対する外国のネットユーザーの意見を紹介している。

 あるユーザーは、「その認識には、主に2つの原因がある。1つは、長きにわたって蓄積してきたイメージ。われわれは日本料理やフランス料理を中国料理よりも繊細で美しいというイメージを持ち続けてきたのだ。もう1つは、中華料理が米国あるいは西洋諸国に伝わった歴史的背景。中国の食べ物はみな廉価な労働力を通じて入ってきたことで、安くて低級なものと認知されてきたのだ」と論じた。

 一方で、別のユーザーは「その質問は、歴史上で最も愚かな質問だと思う」と指摘。その理由について「世の中にはもともと欧州料理とアジア料理の2種類しかないのだ。米国やカナダ、南米の料理はいずれも欧州から来たもの。そして、日本料理や韓国料理はみな中華料理の影響を受けている。本当の中国グルメは信じられないほど素晴らしいものであり、実に多種多様なのだ」と説明している。

 さらに、「あなたが食べている中華料理は本当の中華料理ではない。魚ひとつとっても本式の中華料理は何十種類の調理法を持っていて、味も食感も素晴らしい。北米の中華料理は実際、われわれの口に合うようにアレンジされたもので本場の中華料理ではないのだ」とするユーザーもいたとのことである。

 どの国の料理にも、大衆に愛される廉価で手早く作れるものと、宮廷や貴族、富豪が食するような高級料理が存在する。日本料理やフレンチはどちらかと言えば「高級」なほうが世界に普及し、中華料理は主に大衆的な部分が欧米に伝わっていったため、記事が紹介したような疑問を生むのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)