中国の主要都市は世界の先進国とほぼ同等の発展を遂げたと言えるだろう。しかし、その代償として多くの人びとは大きなプレッシャーの元で生活することを強いられるようになった。仕事でも勉強でも競争は激しく、物価は上昇し、結婚した夫婦は自分たちの生活の他に、年老いた4人の親の面倒も見なければならない。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国と比較すれば、日本の不動産や自動車の価格は決して高いわけではないと指摘する一方、「それでも日本人が大きなストレスを抱えながら生きているのはなぜなのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 中国都市部の不動産価格は異常な水準で高止まりしており、政府の講じる抑制策も奏功しているとは言い難いのが現状だ。中国では一般的に「結婚をするためには家がなければならない」という考えが広く浸透しているため、いくら価格が高くても多くの人が不動産を購入しようとする。しかし、その代わりに莫大なローンを抱え、新婚生活が破綻してしまう人も少なくないとされる。

 中国では、確かに不動産をはじめとする物価高騰によるプレッシャーは非常に大きいと言えるだろう。記事は、日本の不動産価格は中国ほど高くはなく、また結婚するにあたって不動産を所有している必要はないと指摘する一方、日本と中国に共通しているのは「生き抜くことだけでもプレッシャーにさらされていること」だと指摘。

 日本人の場合は仕事が忙しすぎるうえに、「仕事のストレスが非常に大きい」と指摘したほか、「仕事が終わっても、同僚や仕事上の付き合いもある」と紹介。また「日本は結婚すると女性が子育てをして仕事を一時的に辞めるケースがあるため、男性の肩にのし掛かる責任と負担は非常に大きい」と論じた。

 それゆえ日本では負うことになる責任と圧力の大きさを考え、結婚することを躊躇うとし、それは結婚を人生の重要なイベントと考える中国人から見ると「可哀想な状況」で、中国人とは違ったストレスを抱えていると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)