中国メディア・東方網は10日、日本の心理学者に学ぶ「子どもの叱り方」について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、世の親の多くは往々にして子どもの叱り方を誤っているとして3つの問題点を指摘している。1つ目は「叱るのではなく、罵倒になってしまう。本来叱るべき点から逸脱し、日ごろのうっ憤晴らしになってしまう。このような叱り方を続けていると、いつしか子どももマネするようになる」とした。

 2つめは、「称賛や皮肉という分かりにくい方法で叱る。子どもの欠点をあえて誉めそやすことで叱る親が少なくないが、話しの『裏』が分からない子どもたちにとってそれは単に褒められているだけと受け取る。反語や風刺を使えば、子どもたちは叱られていることを理解できないのだ」と伝えた。

 3つめは、「子どもを直接叱らず、周囲の他人を叱る。例えば、子どもが食事中に食器を落としてしまった時に、母親が子どもを叱らず、落としやすい場所に食器を置いた父親を叱るといった具合だ。これでは、その子自身も責任を他人に押し付ける人間になってしまう」と指摘している。

 そのうえで、日本の心理学者が提起する「正しい子どもの叱り方9カ条」を紹介。「子どもの行為が重大な危険を引き起こし得る場合は、厳しく叱りつけること」、「子どもが悪いことをした時は、必ずその場で叱ること」、「叱る際は、家族で見解を統一させておくこと」、「感情に任せて叱らないこと」、「手を出さず、言葉で叱ること」、「だらだらと叱らず、単刀直入に問題点を指摘すること」、「子どもの食欲に影響が出るので、食事前や食事中には叱らないこと」、「強い愛情と誠意をもって、子どもを叱ること」とした。

 長きにわたり一人っ子政策が続いてきた中国の家庭では、子どもを甘やかす傾向があることが国内外から指摘されている。子どもを育てていれば、叱らなければいけない状況はたくさん出てくるもの。叱ることも誉めることと同様に愛情表現の1つだと考えれば、甘やかすことなく、また、ヒステリックにならずに冷静に叱れるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)