悠久の歴史を誇る中国には「偉人」と呼ばれる歴史上の人物が数多く存在し、日本でも広く知られた人物も少なくない。孫子などの思想家や劉備、曹操といった武将の名前は多くの日本人が知っているところだろう。

 しかし、同じ中国の歴史上の偉人であっても、中国人と日本人ではその評価には違いが見られるようだ。中国メディアの快資訊はこのほど、日本人を対象に「好きな歴史上の人物」を聞いたアンケートで、トップ20に古代中国の偉人も複数選ばれたことを紹介している。

 記事は、同アンケートで選ばれた古代中国の偉人について、もっとも人気があったのは曹操だったと紹介。曹操は後漢末期の武将であり、三国志演義や日本の小説である三国志にも登場することから日本でも高い知名度を誇る人物だが、記事は「日本人の目には率直で素直な人物と映っているようだ」と指摘する一方、中国では「正義感を持つ一方で、狡猾な一面もあるなど、裏表のある人物」と見なされがちであることを紹介。

 そして、日本人は武士道を重んじ、強者を尊重する国民性であるとし、その観点から見れば「日本人が曹操を好むのも無理はない」と指摘しつつ、曹操が「裏表のある人物」である点は「日本人の性格と同じだ」と主張し、だからこそ日本人は曹操が好きなのだろうと論じた。

 さらに2番目に人気があったのは諸葛亮孔明であったとし、「孔明は中国でもまるで神話に登場する人物のように神格化されているが、これは日本でも同様だ」と紹介。また、日本人は悲劇のヒーローを好む傾向があるが、卓越した才能を持ちつつも大業を成し遂げることなく病に倒れたという悲劇性が日本人の心を捉えているのではないかと考察した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)