中国メディア・東方網は7日、「どうして中国の大学宿舎は4人部屋か8人部屋なのに、日本の大学宿舎は1人部屋なのか」とする記事を掲載した。そこには、日中間の「大学教育」に存在する大きなスタンスの違いがあるようだ。

 記事は中国人にとって大学の思い出と言えば「数人のルームメイトと一緒に授業を受け、寝室でゲームをしたり一緒にテレビを見たりして、朝までおしゃべりするといったような集団生活の雰囲気」であると紹介。中国の大学では基本的に、学生はキャンパス内にある宿舎に寝泊りすることが求められ、専門の管理制度が存在するとした。

 そして、宿舎は1部屋4人から8人が一般的で、1人部屋はおろか2人部屋も少ないと説明。「このような宿舎の環境にはデメリットもあり、ルームメイトとの関係がうまくいかない、学校による生活の束縛を好まないという学生もいる。しかし、だからと言って学校外で1人暮らしするようなケースは特別な状況を除けばまずない。中国の大学は、学生の管理や安全を重視していて、宿舎の門限も決められている。検査によって規律違反が見つかるようなことが重なれば、自身のプロフィールに記載されてしまうのだ」と伝えている。

 そのうえで、「日本の大学は中国と全く異なる。宿舎が1人部屋であるばかりか、学生が学校の外に部屋を借りて住むことをも認める。そもそも、学生の私生活に干渉することが少ないのだ。学生の個性や自主性を重んじるとともに、大学はあくまでも学業の場であり、生活面では学生自らに責任を持たせるのだ」と紹介した。

 記事は、「日本の大学生は実家通い、あるいは、外で部屋を借り、電車に乗って通学する。それゆえ、中国の大学生のような集団生活は体験しないのだ。授業以外の時間は学生自身が好きなように使え、アルバイトをして生活費を稼ぐ者も少なくない。学校にしてみれば、ちゃんと勉強してくれればそれでいいのだ」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)