第2次世界大戦で米国は日本に原子爆弾を2回投下した。広島と長崎は原爆によって壊滅し、多くの人が亡くなった。中国では日本による侵略を理由に、今なお日本に対して恨みの気持ちを持つ人が少なからず存在するが、それゆえ日本人の米国に対する感情が気になるようだ。中国メディアの今日頭条は6日、現代の日本人の大半は米国を恨んでいないと指摘し、その理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本に長く暮らす中国人の見解として「現代の日本人の多くは過去のことで米国を恨んではいない」と指摘し、たとえ恨んでいる人がいても、それはごく少数であると指摘。そして、こうした考え方は中国人にとっては理解できないと伝え、なぜなら米国はペリーが黒船に乗って日本を訪れて以降、開国を強要し、不平等条約を押し付け、さらには第2次世界大戦で東京を空襲し、広島と長崎に原爆を投下するなど、ひどいことをし続けてきたからだと主張。

 しかも、米国は戦後に日本の憲法を作り、今なお日本に軍隊を常駐させているうえ、日本は米軍の駐留経費まで負担させられているとし、中国人から見れば、米国が日本に対して行ってきたことは「恨みを抱いても自然なこと」であると主張。それなのに日本人は米国を恨むどころか、米国や米国人を尊崇する傾向すらあると伝え、「日本人はなぜ米国を恨まないのだろうか」と疑問を投げかけた。

 この疑問に対し、「終戦直後の日本の経済状態と米国の支援」が要因の1つであったと伝え、日本は終戦前から経済危機に直面しており、人びとは苦しい生活を強いられていたが、終戦後に米国は日本の経済再建と民主化を支援したと紹介。その結果、日本は中国に抜かれるまで数十年にわたって米国に次ぐ世界第2位の経済大国になったのだと指摘した。

 さらに、映画や歌といった米国の文化が日本になだれ込み、日本人は米国文化に親しむようになったことで、恨みなど持たないようになったと指摘。こうした背景があるからこそ、現代の日本人は米国を恨まないのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)