日本の学校で使用する歴史の教科書には、中国の歴史についても多くの記述があり、中国の歴史について概略だけでも知っているという日本人は少なくないだろう。また、日本には中国の歴史を研究する専門家も数多くいるが、中国は自国の歴史に誇りを持ちすぎているためか、他国の歴史に無関心なところがあるようだ。

 中国メディアの網易は2日、日本には中国の歴史に対して強い関心を示す人は多いと指摘する一方、中国では日本の歴史に無関心な人ばかりなのはなぜなのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、中国人が日本人ほど相手国の歴史に関心を抱かない背景について、「日中両国の縁の深さ」を挙げ、日本と中国の交流は古くからあり、近代から現代にかけては様々な領域で衝突を続けていると紹介。それゆえ、中国人にとって日本は身近な存在でもあり、その歴史に対して強い興味を抱きにくいのではないかと主張した。

 続けて、多くの中国人は歴史問題を理由に、日本に対して「民族的感情」や「政治的感情」が先立ってしまうため、理性的な思考能力を失ってしまい、公正な判断ができなくなってしまうと主張。それゆえ、日本の歴史を公正に理解しようという気持ちも芽生えにくいのだと伝えた。

 また記事は、封建制度のもとでの戦や戦争を日中で比べてみると、日本は土地を収めていた武士同士の争いが戦であり、農民は戦に参加して功を挙げる権利すらなかったが、中国の場合は往々にして「土地を失った農民」たちが蜂起し、戦争となったケースが多くあると指摘。日本の歴史を学ぶことでこうした違いも見えてくるほか、中国人が自国を日本より良い国にしたいならば、日本がどのようにして強大な国になったのかを知るのが一番良いはずだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)