日本を訪れる中国人観光客の勢いは今も陰りを見せていない。中国人たちが日本で目の当たりにする「清潔さ」は中国のネット上でもたびたび話題になるほどだが、中国メディアの快資訊は2日、「日本人が好きになれないとしても、日本の清潔さは学ぶ価値がある」と指摘する記事を掲載した。

 記事は、「歴史的背景から今でも日本に対して良い感情を持てない」というのが多くの中国人の本音であるとしつつも、日本は中国人を魅了する旅行先であり、すでに心の中には複雑な葛藤が生じていると指摘。さらに日本を訪れて実感する街の清潔さに、「こればかりは中国も日本人から学ぶ必要がある」と感じると伝えた。

 中国は国土が大きいため一律に言えない部分もあるが、中国と日本を比較して中国人が驚くのは「日本は路上に設置されたゴミ箱が少ないのに、道路にゴミが落ちていないこと」や、「街中を走る車がみな新車の様にピカピカで、トラックやゴミ運搬車も例外ではないこと」だと指摘した。

 しかし、日本も昔から街が清潔に保たれていたわけではないと主張。日本人の意識が大きく変化する転機となったのは1964年に開催された東京五輪の際、大規模な環境の美化に取り組み、海外から見て面子を失わないよう努力したと主張した。

 その後、個々の日本人が清潔さを習慣として身に着けて来たので、今ではきれい好きの国民として知られ、自分の家だけでなく公共の場所も清潔に保つ意識を持っていると指摘した。

 中国では多くの道路清掃車が絶えず巡回し、最近ではゴミ専用回収車やゴミステーションを分別式のBOXにするなどの改善が図られ続けているが、捨てられるゴミの量が余りにも多く、人びとにも分別の意識が浸透していないのが現状だ。まだ改善が始まったばかりとは言え、日本のような清潔さを実現するにはまだ時間がかかると思われる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)