中国メディア・今日頭条は5日、中国をはじめとする外国人から見て猫の額ほどに狭い日本の住宅が、全く窮屈さを感じさせない工夫に満ちており「住めば住むほど愛着が沸く」デザインになっているとする記事を掲載した。

 記事は、「大きな建物から小さなスプーンまで、日本人のデザインには細やかさや品質に対する飽くなき追求が伺える。住宅デザインを例にとっても、温かみや人への優しさの配慮にあふれているのだ。彼らの住まいの空間面積は狭いのだが、その細かい1つ1つが完璧に作られていることを認めざるを得ない」としたうえで、日本の住宅デザインが持つ優れた点を3つ挙げている。

 まずは、色彩に関してだ。「日本スタイルが持つ鮮明な特徴は、自然、快適、簡素、実用といった風格であり、これらは木の要素をふんだんに用いることで成り立っている。木の色彩は柔和で心地よさを与えるとともに、自然に近いことを感じさせる。そこにシンプルな白や灰色を加え、さらに採光を工夫し、植物を配するのだ」と説明した。

 続いては材質選びである。「多くの場合、天然の木材が主体となっており、和気あいあいとした、ナチュラルな居住空間が醸しだされている。また、木材を大量に用いたデザインは、ビジュアル的な楽しさももたらす。上から下まで木に包まれた空間からは、シンプルさ爽やかさの中にある日本人の生活に対する態度が感じられるのである」としている。

 3つめに挙げたのは、家具の選び方だ。「空間の狭さ、伝統的な文化、生活習慣などの要因により、日本人は一般的に比較的背丈の低い家具を選ぶ。そうすることで平和でシンプルな雰囲気を出すとともに、抑圧感を可能な限り軽減することができるのだ。そして、彼らは快適さや実用性を重んじており、中でも収納性を非常に大事にしている」と紹介した。

 記事はそのうえで、「日本の住宅デザインは、ぱっと見たところでは驚くほどの華やかさはない。しかし、住めば住むほど愛着が沸いてくる。それはまさに、時間の経過によって家に味わいが出てくるからに他ならない。繁華と喧噪の中で生きる現代の生活で、最も不足し渇望しているものは、ピュアさや自然に帰ることのぜいたくではないだろうか」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)