中国メディア・今日頭条は2日、「どうして中国人は中国と日本を比較することに夢中になるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「中国は発展するなかで、常に学び超越すべき目標を設定してきた。1980年代初期はシンガポールなど東南アジア諸国で、現在は米国などの西側諸国だ。そして、われわれの目標の中には常に日本がいた。経済、軍事、政治、工業などあらゆる面において中国人は自国と日本とを比較したがる。それはいったいなぜなのか」と疑問を提起した。

 その答えは、中国と日本が辿った近代史の影響だという。記事は、「列強の圧力を受けながら、日本は明治維新後に国力を強化させ、中国とは異なる道を歩んだ。これが、中国人に『日本に多くを学べ』という意識を植え付けたのである」と解説した。

 そして、「現代においても日本と比較する理由はたくさんある。なぜなら、今の中国経済モデルは日本や韓国のモデルを踏まえているからだ。日本の製造業は、すでに安かろう悪かろうから技術大国へと変貌を遂げた。中国も製造業の革新を進めているところだ。そして、日本では経済成長期に大都市の不動産価格が高騰したほか、銀行が融資を乱発したことで大量の不良債権が発生したが、現在、中国でも大都会の不動産価格が異常に高騰しており、日本の経験が中国にとっての参考になるのだ」と説明している。

 さらに、日本が深刻な高齢化社会を迎え、ロボットの導入を積極的に進めるなかで中国も顕著な高齢社会に入っているのみならず、男女の不均衡といったさらに大きい問題も抱えていると指摘。「中国は多くの面で日本の発展に似た軌跡を描いている。日本と同じ轍を踏まないようにする、あるいは、問題に直面したらどう対応すべきか、といったことを考えるヒントを得るといったことが、中国人の対日比較熱の原因なのだ」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)