近年、中国は急速な経済成長を続けているが、その成長の代償として犠牲になったものの1つに自然環境が挙げられるだろう。大気や土は汚染されてしまい、近づくだけで不快な臭いが漂う河川も少なくない。

 中国では環境保護に対する取り組みが後手に回っていることが大きな社会問題となっている。中国メディアの快資訊は27日、「日本の小さな河川にまで見られる環境保護の取組み」を紹介する記事を掲載し、生活環境を守るために日本で行われていることについて紹介している。

 記事はまず、日本を訪れた経験のある中国人であれば、「日本の空は青く、生活環境が非常にすばらしいことを知っているだろう」と紹介。そして、日本の水道水は煮沸せずに直接飲んでもまったく問題がなく、中国で販売されているミネラルウォーターよりも水質が良いほどだと論じた。

 だが、かつて日本も高度経済成長期には環境ではなく自分達の利益に目が向けられてしまっていて、各地で様々な公害が発生し、それに起因する病気が発生していたことを指摘。その後、日本では世論と政府により環境保護についての厳しい法律が作られていったことを紹介している。

 続けて記事は、法律を作ることは環境保護という取り組みの一部に過ぎず、国民全体の環境保護に対する「意識」が非常に大切であると指摘。日本では、個人の環境保護に対する意識を高めるため、各家庭でもゴミの分別がなされていることを紹介。さらに、各学校でも環境保護についての教育がなされていたり、高学年の生徒たちは学校や公共の場所の清掃活動に参加するなどしていることを紹介した。他にも、子どもに限らず大人たちも地域ぐるみで生活環境の保護に取り組んでいることを紹介した。

 中国では経済発展と共に人びとの生活は非常に便利になってきているが、その一方で環境保護についての意識はまだまだ低いのが現状だ。それゆえに、多くの河川には汚水が流され、凄まじい臭いを発しているところもある。環境保護に関する法律も作られてはいるが、なかなか守られてはいないのが現状だ。今後、経済発展と共に環境保護の対策をしていくことが喫緊の課題と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)