江戸・東京のシンボルである日本橋が高速道路の陰に隠れてしまってから55年が経過した今、上を通る高速道路を地中に通す計画が固まった。しかし、その計画は莫大な費用と高い技術、そして長い年月を必要とする。中国メディア・中国新聞網は24日、「日本が1.2キロの高速道路を地下化するのに、数千億円をかけようとしている」と伝えた。

 記事は、国土交通省が22日に開いた会議で、日本橋の上を通る首都高速道路を地下に移設するプロジェクトについて、コースのプランを決定したと紹介。約1.2キロメートルの地上部分を撤去し、地中に約700メートルのトンネルを新たに掘り、既存の同高速道路八重洲線の地下部分とつなげる計画であるとした。

 そのうえで、「地下には上下水道、電力、通信、ガスなどのインフラが網の目のように張り巡らされているうえ、地下鉄線も複数通っている。それゆえ、日本メディアはとても難しい工事で、総工費は数千億円に達する見込みだと伝えている。一方、地下化が実現すれば日本橋周辺の景観はより美しくなり、多くの利益を生むことになる」と紹介している。

 また、工事は2020年の東京五輪後に始まり、完成までには少なくとも20年以上の歳月がかかる見込みだと伝えた。

 「1.2キロ区間を20年以上かけて工事」というのは、猛スピードでインフラ整備を進めてきた今の中国にとっては大きな驚きかもしれない。中国のネットユーザーからは「これは中国だったらあっという間だろうな」、「さすがは匠の精神の日本。この総工費と工期を見たら、マリアナ海溝まで掘ろうとしているのかと思ってしまう」、「20年かけてトンネルを作った時には、世界の乗り物がみんな空を飛び始めているかもよ」など皮肉を交えた感想が見られた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)