日本を訪れる中国人観光客が増加しているが、旅行先としての日本の依然として人気である様子を複雑な思いで受け止めている中国人も少なくないようだ。中国メディアの快資訊は18日、「なぜ中国人はそこまで日本を旅行するのが好きなのか」と問いかける記事を掲載した。

 もともと旅行好きな中国人はかつて日本より韓国を訪れていたが、中韓関係の悪化によって韓国旅行は減少してしまった。一部の中国人にとって日本は歴史的背景から好意的な感情を抱けない国のようだが、日本を訪れる中国人旅行者数は増加を続け、国籍別でもっとも多いのは中国人となっている。それゆえ中国のネット上では、「なぜ中国人は日本を旅行するのが好きなのか」という声が多く見られる。

 記事は独自に考察し、いくつかの理由を挙げている。まず1つ目は「日本製品の質の良さ」であり、今でも多くの中国人にとって日本で買い物をすることは大きな魅力となっていると指摘した。また2つ目に「発達した漫画、アニメ産業」を挙げ、「日本の漫画やアニメに大きな影響を受けている中国人は膨大な数にのぼる」と主張し、漫画を日本の文化として受け入れている若い世代の中国人は非常に多いと指摘した。

 3つ目に日中両国は地理的に近く、気候なども似ているという点から、「中国人にとっては馴染みやすい面もあるうえ、独自の文化や美食を持つ」という事実も旅行先として選ばれる理由とした。美食で言えばミシュランガイドに掲載されているレストランの数が多いことは大きな魅力となっているようだ。

 また、「日本は小さな国土のなかに豊富な観光資源があり、それぞれの都市に異なる特色がある」ことから、中国と比較すると短い移動時間でさまざまな観光地を巡れることができるのでお得感を感じる様だ。

 日本を訪れる中国人が増えていると言っても、13億人を超える中国人全体からすればごく一部の人々に過ぎず、中国内の生活水準にも開きが見られるので、日本に対しての見方も多種多様となっているが、日中関係に改善の兆しが見えていることから今後はさらに多くの中国人が日本を訪れるようになるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)