中国メディア・捜狐は20日、電車やバスなどの交通機関にも、世界から称賛される日本のデザインの細やかさ、配慮を数多く感じることができるとする記事を掲載した。

 記事がまず紹介したのは、LCC(低価格航空会社)専用ターミナルとして作られた成田空港第3ターミナルのデザインだ。「空港に入った瞬間、そのはっきりとした誘導性を感じることができる。地面は青と赤の陸上競技トラック用素材が用いられていて、青いコースをたどっていくと迷うことなく安全検査ゾーンに到達することができ、赤いコースをたどっていくと逆にバスなどの乗り場に行けるのだ。そして、コース上には向かっている場所、そこまでの距離なども図と文字で記されている」とした。

 続いて取り上げたのは、電車の自動券売機だ。「乗客がきっぷを購入するのにかかる時間を短縮するため、券売機の設計者は運賃選択、確認、入金という3ステップでチケットが買える仕組みを作った。また、ボタン一つで小児運賃のきっぷに切り替えて購入することもできるのだ」とし、その便利さを紹介している。

 さらに、日本では女性専用車両のほかに、夏場には空調の設定温度が異なる車両を設けていることを指摘。「高齢者や子ども、寒さが苦手な人たちは、弱冷房車を選んで乗ることができるのだ」と説明した。

 また、路線バスでは車内の運賃箱に両替機が付帯していることに着目。中国では「バスに乗って小銭がないと、他の乗客が投じる運賃を集めて両替をするという面倒な事になる」としたうえで、日本では紙幣をコインに両替することができるので心配する必要がないとしている。

 記事はこのほか、特急列車や新幹線などのボックスシートを簡単に回転させることができる点についても言及。紹介した工夫の数々は、いずれも利用者の利便性という出発点から考えられ、形になったものであると説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)