サッカー日本代表は2017年8月に行われたオーストラリア戦に勝利して6大会連続のワールドカップ出場を決めた。なでしこジャパンも4月にW杯出場権を8大会連続で獲得したばかりだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本サッカーの強さの秘訣を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本と中国とではサッカーの実力がまるで違うと指摘。文化の近い隣国でありながら、サッカーで「日本は完全に中国を振り切った」と大きな実力の差が付いていることを認めた。その背景には、「サッカーのできる環境」が整っていることがあるという。

 たとえば、日本はサッカー人口が年齢や性別を問わずに幅広く、それぞれのニーズにあわせたチームと試合があるという。日本サッカー協会の主催する大会は60近くもあり、サムライブルーの日本代表を筆頭に、年齢や男女別にそれぞれ分かれて試合をしていると紹介した。

 なかでも、日本高校サッカーの全国大会は注目されていると記事は紹介。毎年そのなかからJリーグに入る選手がいるからで、大手企業もスポンサーになっていると伝えた。さらには、社会人チームや大学チームなどさまざまなタイプのチームがあり、中学生と小学生の年代にもそれぞれ大会があると紹介した。

 さらに、中国ともっとも違うのは「女性もサッカーをする」ことだと指摘した。中国ではサッカーは男性のスポーツとみなされていて、女性でサッカーをする人はほとんどいないというが、日本には女性のサッカーチームも多くあり、40歳以上やU―15、U―12の大会もあることから、年齢層も幅広いことがわかる。

 また、40歳以上の「シニア」の区分もあり、「中高年のサッカーチーム」があると紹介。これも中国にはない習慣のようだ。記事は最後に、試合目的というよりも、健康維持を目的にした「フットサル」や「ビーチサッカー」もあると紹介した。

 日本では、年齢や性別、目的も様々なサッカー愛好者がいると言えそうだ。サッカーがこれだけ国民の生活に浸透しているため、自然と層が厚くなり、トップに君臨するプロのサッカーが強くなるというのも自然なことだろう。中国もこうしたサッカー環境を整えることから始めたほうが良さそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)