日本好きだという中国人が増えているが、度が過ぎた言動をする人に対して中国のネットは厳しく、ののしられたり個人を特定される事態がたびたび起きている。最近では「精日」(精神的日本人)という言葉が中国のネット上で流行しており、日本に対して親近感を持つ中国人に対しても非常に厳しい目が向けられている。中国メディアの快資訊網は13日、「精日」に対する中国人の態度に関して記事を掲載した。

 記事はまず、どんな文化を好み求めるかについていえば、「本来は個人の自由」であるとしたうえで、米アップルの創業者であるスティーブ・ジョブス氏なども日本の文化に好感を持ち、触発を受けていたという事例もあり、日本の文化から学ぶこと自体には反対しないと主張。

 だが、日本の文化に好感を持ち、日本の文化から学ぶことと「中国や中国人を侮辱するのは別の話だ」と主張。そのうえで、ある著名な中国人が、「自分は売国奴でも精日でもなく、単に日本文化が好きなだけだ」と述べたことを紹介。しかし、これより前に同氏は、日本の良い習慣を称賛したうえで、「支那人」も学ぶべきだとコメントしたことで、中国への侮辱と受け止められネットで炎上した事例もあることを紹介し、日本の良い習慣をほめるのは良いが「同胞を侮辱するのは許せない」という心理があることを伝えた。

 もっとも、その本意は経済面ばかりでなく精神面でも、中国にも頑張ってほしいという願いから出ているようで、記事もその点は理解しているようだが、中国ではいま、「精日」やその予備軍に対して敏感になっている様子が感じられる。日本の良い面を尊敬してはいるものの、行き過ぎた言動は受け入れられないという中国人の感じ方を示しているようである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)