昨年、日本の鉄道会社が電車を定刻より20秒早く出発させたことで謝罪声明を発表したことが、中国のネット上に大きな衝撃を与えた。そして近ごろ日本ではまた、同様の理由により鉄道会社が謝罪する事態が発生した。中国メディア・東方網は13日、「電車が25秒早く出発してクレームを受け、日本の鉄道会社が謝罪した」と報じた。

 記事は、JR西日本の琵琶湖線で11日、午前7時12分に滋賀県東近江市の能登川駅を出発する予定だった新快速列車が25秒早く発車し、乗客数人が乗車できずにホームに取り残されるアクシデントが発生したと紹介。

 その後の同社が、「車掌が同11分にドアを閉めた後、ホーム上に乗客がいないことを確認して出発した。しかし、ホーム上にはまだ乗客が数人おり、男性客1人から『定刻よりも早く出発した』とのクレームがあった」と説明するとともに、「乗客に迷惑を掛けたことについて深くお詫びするとともに、基本の確認動作を徹底し、問題の再発防止に努める」と謝罪したことを伝えている。

 昨年11月14日、つくばエクスプレス南流山駅で、午前9時44分40秒発車予定だった普通電車が定刻より20秒早い同9時44分20秒に出発したとして、同線を運営する首都圏新都市鉄道株式会社がウェブサイト上で謝罪声明を発表した。この声明が中国をはじめとする世界各国のメディアで取り上げられ、日本の鉄道における時間の正確さがクローズアップされた。

 南流山駅の件は、わずか20秒の早発であることに加え、駅の時刻表どおりの「9時44分発」だったこと、影響を受けた乗客がおらず、乗客からの指摘や苦情がないにもかかわらず、同社が主体的にミスを申告し、謝罪声明を出したことが驚きの対象となった。今回の件は、「12分発」予定が「11分発」になってしまった点、乗客からの指摘があった点が異なる。わずか25秒の遅れを謝罪する鉄道会社の姿勢に改めて感嘆する人がいる一方で、「たったこれだけの遅れを指摘する市民もすごい」と感じる人がいるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)