中国の自動車市場は世界最大であり、各メーカーが熾烈な競争を繰り広げている。それゆえ中国の路上では非常に多種多様な車を目にすることができるが、中国メディアの今日頭条は8日、経済が発展している香港の路上は「日系車一色」であるという観察に基づき、「なぜ中国車が選ばれないのだろうか」と問う記事を掲載した。

 中国人から見ると、香港は「文化や政治、経済など多くの分野において発展している都市」と映るようだが、経済的に豊かな香港の街中を走る車が中国車ではなく、日系車が多く選ばれているというのはどこか納得がいかないと感じるようだ。

 記事は香港に中国車が進出したのが他より遅かったことを認めつつも、「技術やデザインなどの面で中国車は大きな向上を遂げた」と主張。それゆえ「中国市場」では高級車やSUV、セダンなど車種に関わらず、中国車がシェアを獲得できるようになっていると主張した。

 確かに中国では強い愛国心から中国車を選ぶ人も多いが、近年は性能が向上したことを評価し、中国車へと移行するという消費者も増えているようだ。しかし、「今でも香港の街中を走る車は日系車ばかりである」と論じた。

 記事は、香港で日系車が支持される要因として、「日系車の性能が安定していること」、「メンテナンスが容易であること」、そして、「香港人は日本人のように実用性を重視する傾向にあること」を挙げ、だからこそ香港は「日系車一色」なのだと強調した。

 記事の主張に対し、中国ネットユーザーからは「それぞれが乗りやすいと思うものを選んでいるだけ。そして、その乗りやすい車が日系車ということだ」という意見や、現在の中国車の性能を嘆いて「お金があれば中国人だって外国車を買っている」という声が寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)