中国メディア・今日頭条は8日、台湾で見ることができる日本らしい建築物を10カ所紹介する記事を掲載した。

 記事は、「台湾はかつて日本の植民地となったことで、多くの日本的建築物が残されており、レトロな雰囲気ともに異国情緒を醸しだしている」としたうえで、主に日本統治時代に建てられた建築物を10カ所紹介している。

 前半の5つは、台北にある日本式銭湯の「滝乃湯」、新北にある「一滴水記念館」、新竹にある「張学良旧居」、苗栗にある「通宵神社」、南投にある「車テイ駅」だ。「一滴水記念館」以外の4カ所はいずれも日本統治時代に建設されたもの。昔懐かしい木造建築の車テイ駅は1999年の大地震で損壊したが、日月潭国家風景区管理処により原木を用いて修復された。

 「一滴水記念館」も99年の大地震にまつわる建物だ。地震の被災者支援で現地と交流を持つようになった福井県御蔵社地区の市民団体が、日台友好の象徴として同地区の古民家を移設するプロジェクトを立ち上げた。移築には5年の歳月がかかったとのことである。

 後半の5つは、嘉義の「桧意森活村」、屏東の「高士神社」、宜蘭の「宜蘭文学館」、花蓮の「吉安慶修院」、台東の「鹿野神社」だ。こちらはいずれも日本統治時代に建てられたもので、「桧意森活村」は日本人職員の宿舎・官舎、「宜蘭文学館」は農業学校校長の宿舎、「吉安慶修院」は日本語学習、医療機関、葬祭などの機能を持つ施設だったという。

 この中で近ごろ話題となったのが、「高士神社」だ。同神社は終戦後に荒廃していたのを2015年に日本の神職者が再興したもので、今月5日に行われた今年の例大祭では初の台湾人神主が祭祀を主宰して注目を集めた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)