2008年5月12日に発生し、マグニチュード7.9という非常に大きな地震により甚大な被害が出た四川大地震からちょうど10年を迎える。地震発生後には日本からも速やかに救援隊が現地に派遣され、数多くの支援物資や義援金が届けられた。中国メディア・東方網は9日、中国の一部ネット上などでは日本の救援隊に対する心無い噂が流れていたと伝えた。

 記事は、「四川大地震発生後、世界の多くの国がわが国に支援の手を差し伸べてくれた。その中で日本は真っ先に救援隊を派遣してくれた。日本は地震が日常的に発生するため、地震災害の救援経験が豊富なのだ。そして彼らは、救助面で多くの支援をしてくれた」と紹介した。

 そのうえで、「しかしその後、『日本が救援隊を派遣したのは、実はわが国の核施設情報を得るためであり、夜の休息時間に四川省の山中に入り込み、わが国の実験室に接近していたのだ』という噂が流れた。これにより、日本を罵る言論が飛び交うようになり、最後は国営テレビ出てきて噂を打ち消す事態になったのだ」と伝えている。

 記事は、「当時日本が派遣したのは間違いなく救援隊だ。中国の政府系メディアも日本の救援隊員の氏名を発表している。彼らは原子力関連の専門家などではなく、災害救助で国際的に活躍している人たちだったのだ。そして、四川省は中国有数の軍需工業が盛んな省であり、情報に関するガードは固い。そうやすやすと近づけるものではないのだ」と説明した。

 そして、「日本は確かに、かつて中国に深い傷を負わせた。しかし一方で、われわれは他人の善意に対してこのように曲解したり、貶めたりしてはならないのだ」と指摘している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)