中国の中古車市場が急拡大している。中国汽車流通協会によると、今年3月の取引台数は、前年同月比11.98%増の概算120万9200台。春節(旧正月)要因による営業日数減でマイナス成長を強いられた2月と比較した場合、52.30%の拡大を記録している。日本自動車販売協会連合会の発表によると日本の3月の中古車登録台数は47万9675台、1年間累計で382万6326台。中国では3カ月(1-3月累計で319万1500台、前年同期比14.34%増)で、日本の1年間の販売台数に並ぶほどの販売台数になっている。

 第1四半期の車種別取引台数シェアは、セダンが全体の58.90%、バスが11.16%、貨物車が8.93%、SUVが8.22%、MPVが5.97%で推移した。セダンの比率がやや縮小する一方、バス、貨物車、SUV、MPVなどがやや拡大している。

 3月に取引された中古車の車齢は、最多の3~6年が全体の41.30%。これに3年以下の24.91%、7~10年の23.04%が続いた。うち7~10年の比率は、前月比で1.31ポイント上昇している。

 中国汽車工業協会の発表による2018年1-3月の新車販売台数は702万2200台なので、台数ベースでは新車市場の2分の1に匹敵する規模に中古車市場が育ってきている。中古車の中では、日系車が「壊れにくい」、「修理が容易」、また、「燃費が良い」などの理由で高値で取引される傾向が強いといわれている。

 中国では、自動車の所持が社会的なステータスのひとつとして評価される傾向があり、大型で高級なドイツの新車が好まれる傾向にある。新車の販売市場の国別ブランドシェアは国産車45.31%に対し、独系20.93%、日系16.50%になっている。しかし、中古車市場では、メンツよりも経済性や実用性を求める消費者ニーズが勝ると考えられる。中古車市場の拡大は、中国における日系車販売の追い風になるといえるだろう。(イメージ写真提供:123RF)