中国メディア・環球網は2日、日本が木を発酵させて作るお酒の研究開発を進めており、3年以内の発売を目指していると伝えた。

 記事は「日本の森林総合研究所では、主に樹皮を利用した『木のお酒』の研究開発が進んでいる。木を粉砕してバター状のものを作り、これに酵母と酵素を加えて発酵させる。製造工程で加熱を避けることで、材料となる木が持つ独特の香りを残すことができるとのことで、現在までにすでにスギ、シラカバ、ソメイヨシノを使った酒作りに成功しており、4キロのスギからアルコール度数約15%のお酒3.8リットルが作れるという」と紹介した。

 そして、同研究所の研究員が「醸造酒と蒸留酒を作ってみたが、蒸留酒の方がよりいい味に仕上がる」と語ったとし、その味わいは木樽で長い間熟成させた酒を彷彿とさせるものだと説明している。

 また、これまで木を発酵させる技術によってバイオエタノールが作られてきたが、毒素があるうえ香りがなく、お酒の材料としては使えなかったと紹介。この度「ちゃんと飲めてしかも味わい深いお酒」ができた大きなポイントは「高熱あるいは硫酸による分解を必要としない点」にあると伝えた。

 記事は、開発に携わった研究員が「日本各地にはさまざまな木がある。各地の特有な木を使ったお酒が飲めるようになるといい」と語ったことを紹介した。

 日本の酒造りに対する中国の評価は高い。ネット上では日本酒だけではなく、日本の国産ウイスキーの製造工程やこだわりについてもしばしば紹介される。中国のお酒をこよなく愛する人たちは、日本人が開発した新しいお酒を味わえる日が来るのを楽しみにしていることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)