日本列島は地理的な要因から世界有数の火山列島であると同時に地震多発地帯となっている。大規模な地震が頻繁に起きる日本だが、地震による被害は中国に比べると少ないと言えるだろう。中国メディア快資訊はこのほど、「日本では毎年地震が発生しているにも関わらず、損失が非常に少なく見えるのはなぜか」と問う記事を掲載した。

 中国で被害の大きかった地震といえば、2008年に発生した四川大地震がある。被災地では校舎の倒壊し、多くの子どもたちが犠牲になったことから建物の欠陥工事の存在が指摘されたほか、耐震構造の必要性の浮き彫りとなった。

 日本で2011年に発生した東日本大震災ではマグニチュード9.0を記録し、沿岸部は津波の被害を受けたにも関わらず、「地震で倒壊した建造物は少数」だったことに中国人は驚きを感じたようだ。記事は、日本では毎年地震が発生しているが損失が少なく見える理由は簡単で「日本人は地震に備えさせている」ということだと指摘。中国とは異なる点として「地震に備えて建物に基準を設け、耐震構造にしていることや、被害を最小限に抑えるための各種対策をとっている」ことを紹介した。

 例えば、「日本人は子どものころから防災教育を受けており、どのように避難したら良いか知っているほか、職場や学校で行われる訓練で他人の救助の仕方についても訓練を受けている」と指摘。また「地震警報システムが携帯電話などの端末を通じて、地震数十秒前に警報を出すことで被害を抑えている」とした。

 また地震のたびに正確な地震情報が伝えられるので、適切な行動ができることや、日本人の防災意識の高さを挙げ、「日本は地震が多発しながらも、地震による損失が非常に少ないのはれっきとした理由があるのだ」と論じた。

 中国ではほとんど地震を経験したことのない人も多いのだが、四川省のように地震が多発する地域もある。中国でいつ大地震が再び発生するかはわからない以上、日本のように地震や災害に向けた対策を草の根から行っていくことが重要だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)