反日感情が強いながらも、年々増加している訪日中国人。日本旅行に行くときには日本が嫌いでも、帰ってくるときは好きになって戻ってくる中国人が少なくないようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「嫌いから好きになる日本、この間に中国人に何が起こったのか」と題した記事を掲載し、6つの面で日本の魅力に迫った。

 まず記事が挙げた「日本嫌いの中国人の感情を一変させる要素」の1つ目は、「清潔なこと」だ。細かなごみの分別や、曜日と時間が決まっているごみ出しについて紹介した。そのうえ、ごみの集積所にはカラスのいたずら除けのネットや、地面を洗い流せるよう水道の蛇口まであるほど細かいと紹介した。次は「障がい者が生き生きしていること」。デパートにも駅にも障がい者のためのいろいろなサービスや設備が整っていることに感心している。

 3つ目には「スーパーのサービスの良さ」を指摘。店の配置が客の通行を妨げないように配慮していたり、鮮度を保てる冷蔵コインロッカーや、無料のビニール袋とおしぼり、セロテープまで準備されたサッカー台まであると紹介した。4つ目には「日本人の最重要視している聖地」つまりトイレを挙げた。温水洗浄便座はもちろん、水の音で「瞑想できそうな擬音装置」にはすっかり感動した様子で、「技術と芸術の最高傑作」と絶賛している。

 5つ目には、日本人が「非常に細かい」ことに感心している。引っ越し用の車の停車には車体の前後に三角コーンを設置していることや、荷物が傷つかないように毛布を準備することに感心し、銀行には朱肉や計算機、シュレッダー、そして老眼鏡まで揃っていることを紹介した。最後は、卵の一つひとつに賞味期限のシールが貼ってあることや、販売されている野菜に産地と生産者が明記されていること、配達の車にドライバーの名前が明記されていたことなどに「責任感」を感じたと称賛している。

 記事が紹介していることのなかには、日本に旅行で来ただけでは分からないようなことも含まれているが、いずれにしても日本の細かな配慮や親切な設計に感心しているようだ。訪日中国人が増えるほど、中国人全体の日本に対する印象もより良くなっていくことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)