もともと「長寿大国」として中国で知られている日本。近ごろは世界最高齢者の日本人の話題が取り沙汰され、再び日本人の長寿ぶりに注目が集まった。中国メディア・東方網は4月29日、日本には101歳でもなお現役の理容師がいるとし、その仕事に対する精神に敬服すると伝えた。

 記事は、「北海道栗山町に101歳の現役理容師、永井季雄さんがいる。理髪店は第2次世界大戦終了後に開店してすでに70年が経過した。しかし、今でも毎日お客さんのひげを剃り続け、昔の町の思い出話に花を咲かせている」 と紹介した。

 そのうえで、1917年に同町で生まれた永井さんの人生について紹介。「貧しい家庭に育ち学校を途中で辞めざるを得ず、その後親戚の紹介で東京の理髪店で8年間修業した。両親は息子のために地元に店を構えるための土地を購入したが、永井さんは近くのレンガ工場に徴用されてしまう。工場では作業を終えるたびに他の人の散髪をしていたところ、その技術が大変評判になった。そして、戦争が終わると程なく『永井理容院』を開き、現在まで73年間営業を続けている」とした。

 そして、101歳になった現在でも剃刀を手に取ると鋭い眼光を放ち、指で客の肌の状態を確認したうえで、細やかな手さばきで剃刀の刃を頬の上で滑らせていくと説明。「ひげ剃りにかかる時間は10分。最近は握力が弱くなり、時間がやや長くなったという。しかし、それでも毎日2-3人のひげを剃るという。お客さんの中には50年以上も常連だという90歳くらいの人もいるのだ」と伝えている。

 記事はまた、永井さんが100歳を超えてもなお現役でいられる秘訣について、本人が「なんでもよく食べること」と明かすとともに、「仕事に没頭し、お客さんが心地よいと感じてくれることで、達成感がある。目がよく見えるかぎりは、常連のお客さんとおしゃべりをしながら仕事を続けていきたい」と語ったことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)