日本語は世界的にも難しい言語の1つだと言われるが、その要因の1つに敬語の複雑さがあるだろう。謙譲語や尊敬語など、相手によって言い方が変化するため難しく、日本人であっても正しく敬語が使えないというケースも少なくない。しかしこれは、マナーを大切にする日本文化と関係していると言えるだろう。

 中国メディアの快資訊網は20日、「日本人はどうして家に帰るとまず大きな声でただいまというのか」と題する記事を掲載し、日本語における習慣について分析する記事を掲載した。

 家に帰ってきて「ただいま」というのは日本では当然の習慣だが、英語圏にはない習慣だ。中国語でも直訳することはできるが、家に帰って「ただいま」という人はほとんどいない。そのため「なぜただいまと言うのか」不思議に思うのも無理はない。

 日本語の「ただいま」は、「ただいま帰りました」から来ていると言われるが、なぜ日本ではただいまという習慣があるのだろうか。記事は、独自の意見として、「日本人の先祖は洞窟に住んでいた」からだと主張。中が暗くて、人を踏んでしまうかもしれないので声をかけるようになったのではないかと推測した。

 その真偽はともかく、家に帰ってきて「ただいま」という習慣は、日本人の礼儀正しさを感じさせる一例といえる。記事はまた、食事前の「いただきます」や、人と別れる際に使う「失礼します」という言葉も、日本人ならではの習慣だと指摘。かつては礼儀の国と言われた中国には、今ではこのような習慣はない。そのうえ、相手が目上かどうかでも日本語は多くの変化を遂げる言語だと敬語についても伝えた。

 確かに日本語は複雑であり、「ただいま」や「いただきます」のように言葉そのものに一見意味がなさそうでも、礼儀となっている習慣は多い。それだけ日本人が礼儀を重んじる国民であるといえ、今後もこの良い習慣を保っていきたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)