東京中央区の小学校がアルマーニ製の制服を導入したことは大きな話題となった。主な理由はやはり価格で、帽子やバッグなどを含めると一式8万円を超えることが問題視されたようだ。中国メディアの快資訊網は22日、制服に関する記事を掲載し、「アルマーニを採用するほどの日本の制服から、中国の制服はどのくらいかけ離れているのか」を論じた。

 中国の中学校や高校の制服は、「ジャージ」がほとんどである。中国では制服のジャージは「小麦粉の入った粉袋」のようだと形容されていて、学生たちは「ジャージ」を着て登下校し、授業を受ける。日本では考えられないことだが、中国ではこの習慣が長く採用されてきた。

 しかし記事によると、最近では中国でもジャージではない制服を採用する学校も現れているようだ。中国各地の学校の制服を手掛ける企業「イートンキッド」はその良い例で、1000以上の学校でサービスを展開していると伝えた。中国にもおしゃれで質が良く、機能的な制服が見られるようになってきたと記事は称賛。もっとも、これは経済的に豊かな地域に限られ、両親の学歴も高く、美的センスや品質への要求が高いため、それに比例して高くなる価格について不満の声はないという。

 しかし、広大な中国でたったの1000校あまりということは、中国の制服市場は潜在力のある市場だといえるだろう。記事は、この分野で世界的にも称賛されている日本の制服業界から学ぶようにすすめた。ミニスカートとハイソックスが定番になった女子高校生の制服をはじめ、デザインと質において日本はすでに規範ができているからだ。アルマーニはいささか極端ではあるが、と前置きしながら、日本の制服のさわやかで優雅なイメージ、着用感の良さ、一定の品質、そしてブランド企業にデザインを依頼したり、決定に際して生徒の意見を聞くなど、すでに成熟した日本の制服業界には学ぶべき点が多くあるとした。

 経済が急速に発展したにもかかわらず、中国では制服がいまだにジャージというのは違和感があると言わざるを得ない。ここにきてようやく変化し始めているようだが、まずは大都市から、日本の制服を参考に改革が進められていくのだろう。何より喜んでいるのは学生たち本人であるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)