日本の家電はかつての中国では嫁入り道具の1つになるほど高く評価され人気があったが、現在の家電売り場は中国メーカーの製品であふれており、日本メーカーの製品の姿はあまり見られなくなった。日本市場でも最近は中国家電メーカーの勢いを感じるが、これからは世界の家電市場は中国が主流になるのだろうか。中国メディアの環球網は19日、「家電分野では日韓が没落し、これからは中国の時代になるのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、ここ数年の中国市場における家電分野の変化を伝えた。かつて人気だった日本メーカーはこの8年ですっかり衰退し、次に台頭してきた韓国メーカーもいまでは下火になったという。代わりに台頭したのが中国メーカーだとした。

 では、中国製品は安かろう悪かろうというイメージを持っている先進国でも、中国製品が選ばれるようになるのだろうか。記事は、先進国の消費者もあと3ー5年もすれば中国製品を日本や韓国、欧米などの老舗ブランドと同等に比較して購入するようになると予想した。

 そして、中国家電が世界トップになる時代が「遅くとも2023年には来る」と主張。1980年までは欧米、2000年までは日本が、そして2015年まで韓国がトップだったと分析し、日本も韓国も先進国の仲間入りをする過程で家電でトップになっているとした。それで、中国も現在は先進国に向けて発展している途中であり、間もなく家電でも世界トップになりそうだと論じた。

 そのために必要なこととして、記事は「ブランド力」と、技術向上による「競争力」が重要だと指摘。研究開発に多額の投資をしている美的、ハイアール、格力(グリー)の中国三大家電メーカーは業績が好調だと論じた。では、中国家電が世界トップになり、その後インドなどの国に抜かれることがあるのだろうか。記事は、「そうなることを恐れる必要はない」と主張。これは先進国になる過程で必要なことであり、驚くことではいと論じた。

 日本の家電が衰退し、中国メーカーが台頭しているのは事実だが、日本は家電以外の分野に転換している故とも言えるだろう。日本には技術面での強みがあり、多くの基幹技術を持っていて、新たな技術の研究開発にも余念がない。これからも日本は多くの分野で先頭に立ち続けるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)