外国人から見ると漢字はデザインとして新鮮で、漢字がプリントされたグッズは土産物として人気がある。だが、西洋の人びとから見ると中国も日本も漢字という同じ文化を持つ国なのに、「表現の仕方が大きく異なる場合もある」という点が不思議に映るらしい。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人は「必勝」という言葉を使うのに対し、中国人は「不敗」という言葉を使うことが西洋人にとっては不思議に映ると紹介し、この言葉から日中の文化の違いが見て取れると紹介した。

 日本ではスポーツ観戦などで必勝と書かれたハチマキ姿や、横断幕で応援する日本人サポーターの姿が見られ、これは西洋人もよく知っているようだ。これに対して、記事は「中国人は歴史を通じて、絶えず不敗という概念を追究して来た」と主張。漢字の意味からすると「必勝と不敗は似たような意味だが、背後にある精神はまったく異なる」と指摘し、漢字を持たない西洋の人々にはこの違いを理解するのは難しいとした。

 一部の中国人は今でも日本は軍国主義の強い国として捉えており、必勝の文字を見ると「旧日本軍による中国侵略」を思い起こしてしまう人もいるようで、「必勝という言葉には、どんな手段をとっても勝利を追求するという精神が強く込められている」と受け止めるようだ。一方の中国は不敗という精神から「1つの勝利に固執せず、関連する物事全体としての成功を求める」と主張。それは、現在の中国が掲げる「一帯一路」政策にも表れているように、今も続いている中国人の精神であるとした。

 成功を掴むためのプロセスとして、必勝と不敗は確かに背後に含む精神や態度に違いがあると言える。漢字が表す意味が理解できるゆえに、たった2文字であっても西洋文化の人々にはくみ取れない意味を感じ取れるというのは興味深い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)