急激な経済発展を遂げている中国では、都市部を中心に現代的な生活ができるようになっていて、中国人もそれを誇りに思うようになっている。では、中国で生活している日本人はどのように感じているのだろうか。中国メディアの捜狐はこのほど、「日本人の目に映る日中の決定的な差」という記事を掲載し、中国各地で約30年にわたって仕事をしてきた自然写真家のレポートを紹介している。

 まず記事は、日中の差を最も感じる場所は「トイレ」であることを紹介。経済が発展し、都市部では超高層ビルが建ち並んで入るが、公衆トイレは今なお不衛生であると指摘したと紹介した。確かに中国のトイレは高級ホテルなど一部を除いて衛生的でないことが圧倒的に多い。「ニーハオトイレ」と呼ばれる間仕切りがない昔ながらのトイレは姿を消し始めており、中国政府もトイレの質向上に向けて取り組みを始めているのだが、日本のトイレはあまりに清潔で、クオリティが高すぎるため、トイレが日中の差を最も感じる場所として挙げられるのは無理もないだろう。

 次に、中国では「偽物」に対する意識が低いことを紹介した。記事は、大手ファーストフード店の偽物で「KMC」と看板に表示されている写真を紹介している。これは中国で一般的に「KFC」と呼ばれるケンタッキーフライドチキンの偽物であり、しかも「M」はマクドナルドのMを彷彿とさせるもので、こうした偽の店やブランドは中国各地で見ることができる。

 さらに、「鉄道」の問題点を指摘している。今や中国全土を網羅するようになってきている高速鉄道ではあるが、停車駅が街中から離れた場所にあり不便であることや、地下鉄に自動券売機が設置されてはいるものの、中国のお札はボロボロでスムーズに切符を購入することができないことを指摘し、日中の公共交通機関の運営について比較した場合、まだまだ中国は子どものような状態であると紹介している。

 経済発展が著しい中国ではあるが、日本人の目から見た場合、細かい点では「詰めが甘く、大雑把」と感じられる点が色々と存在する。だが、中国も日々進歩している。政府が主体となってトイレ改革が行われていたり、非現金決済の分野では日本よりも進歩しており、このままの勢いで成長を続ければ、日本人と中国人の相手国に対する印象はいずれ逆転することになるのかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)