公務員ランナーで最強の市民ランナーと称される川内優輝選手がワールド・マラソン・メジャーズのボストン・マラソンで優勝したことは中国でも驚きと共に報じられた。近年、健康志向が高まっている中国ではジョギングやマラソンを楽しむランナーが増えていることから、川内選手の優勝は中国でも大きな注目を集めた。

 中国メディアの捜狐は18日、「日本はなぜマラソンがこれほどまでに強いのか」と疑問を投げかけ、同じアジア人でも中国人が日本人に敵わないのはなぜなのだろうと主張している。

 記事は、日本のマラソン選手はこれまでに五輪や世界選手権で良い成績を何度も収めていると指摘し、「中国人はなぜ同じ皮膚の色をしている日本人と同じ成績を収められないのか」と主張。これについて、スポーツの分野で世界と戦えるだけの競争力を確立するためには「青少年の育成」はもちろん、「トレーニング環境の整備」や「コーチング能力の向上」、「優れたトレーニング方法の確立」、そして、「企業やメディアの支援」や「国民の関心度」など、総合的な底上げが不可欠であると指摘。中国の卓球が強いのはこれらが確立されているからであり、逆にマラソンが弱いのはこれらの要素に不足があるためであると指摘した。

 また、日本のマラソン選手が優れている背後には、呼吸法や走り方といった技術的な要因もあるとしたほか、特に重要な要因として「日本人ならではの頑強な精神力」を挙げた。

 今回のボストン・マラソンは低い気温のなかで行われたが、「条件はすべての選手にとって同じだった」と伝え、その劣悪な条件のなかで川内選手が優勝を果たしたのは、「川内選手の精神力がそれだけ強く、頑強だったため」であると主張。マラソンは人間の精神力と忍耐力が試されるスポーツだが、これはまさに「精神力と忍耐力が強い日本人にぴったりのスポーツ」ではないかと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)