中国製スマホの躍進が続いている。2017年第4四半期における世界のスマホ出荷台数は中国の華為(ファーウェイ)がサムスン、アップルに次ぐ世界3位となったほか、4位から6位もすべて中国メーカーが占めた。中国メーカーは近年、日本のSIMフリースマホ市場でも存在感を放つなど、確実に競争力を高めており、決して中国国内だけで販売を伸ばしているわけではない。

 世界のスマホシェアを見たとき、もはや日本企業に勢いがないのは明白だが、高い技術力を持つはずの日本からなぜ世界で売れるスマホが生まれなかったのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本には素晴らしい技術がたくさんあるというのに、なぜ売れるスマホを作れないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事はまず、「日本は非常に高い技術力を持つ国」というのは、多くの中国人にとって共通する認識であるはずだとし、アニメや漫画のように世界で大きな存在感を示す産業もあるはずなのになぜスマホでは勝てなかったのかと疑問を呈した。

 日本のスマホ普及率は上昇傾向にあるものの、中国のように誰もがスマホを持っているわけではなく、スマホ1台で何でもできるようになった中国と違って、日本はハード面でもソフト面でもスマホ産業は「中国ほど繁栄していない」と主張した。

 さらに、日本の携帯電話市場は非常に独特であり、メーカーより移動体通信事業者が発言権を持っていて、メーカーは機動的な商品開発ができなかったという背景があると指摘したほか、日本は「あまりに保守的」で、新しい物事を取り入れる積極性も乏しかったと主張。それによってフィーチャーフォンからスマートフォンへの変化に対応できず、技術はあるのに世界の市場をみすみす失ってしまったのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)