中華圏独特の風習として、「座月子」と呼ばれるものがある。これは出産後の妊婦が1カ月ほど安静に過ごす習慣で、その間は風呂やシャワーも厳禁だ。台湾にも同様の習慣があるゆえ、福原愛やビビアン・スーなども行った産後ケアとして日本でも紹介された。中国メディアの今日頭条は10日、欧米人にこの習慣がないのは理解できるが、同じアジアの日本人に座月子の習慣がないのは不思議だとする記事を掲載した。

 日本でも「産後の肥立ち」や「床上げ」など、産後の安静にすべき期間を指す言葉は存在する。しかし、中国の座月子には厳格な決まりごとが数多くあり、例えば「外出、入浴、冷水の摂取、窓の開け閉め、夏場のエアコン」などが禁じられ、とにかく体を冷やすことがタブーとされる。

 こうした概念を持つ中華圏の人にとって、英国王室のキャサリン妃が第2子を出産した直後に報道陣の前に姿を現したことは衝撃だったようだ。赤ちゃんを抱きかかえて外に出てきただけでなく、5分丈の腕が出る洋服を着ていたからだ。

 記事は、これについて西洋人とアジア人には体質に違いがあるとし、「欧米では妊婦が冷たい物を飲んだり、アイスを食べたり、産後の体型を考えてサラダや果物を摂取するのは普通で何の問題もない」と指摘した。

 しかし、日本人はアジア人の体質なのに、中国のように「座月子」の習慣がないのは不思議だと主張。日本で出産した中国人も場合によっては「5日間入院しただけで、産後3日目には検査を終えて洗髪をした」と伝え、病院で提供される食事は栄養管理されているものの「冷蔵庫から出された牛乳やサラダがあった」と紹介、冷めたい食べ物や飲み物が出産後の女性に病院で提供されていることに驚きを見せている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)