中国の子どもたちの学業面での競争は日本以上に熾烈だ。毎日、大量の宿題に追われ、ストレスで体調を壊す子どもも少なくないと言われる。日本と中国では学校の制度も違っているが、中国人から見ると「日本では学校があるのに、塾が大量に存在すること」が不思議に映るようだ。

 記事は、日本在住の中国人の見解として「日本では街のいたるところに学習塾が存在する」と伝え、中国にも塾は存在するものの数で言えば「日本の方が圧倒的に多い」と紹介。欧米人から見れば、中国人も韓国人も日本人も教育を重視し、学歴重視の国民性に映ると指摘する一方、「街中に大量にある塾の存在から、日本人が教育を非常に重視していることが見て取れる」と論じた。

 続けて、日本も中国も共通するのは「学歴社会」であるということであり、名の知れた企業に就職するためには良い大学を卒業しているほうが有利であり、それゆえ日中の保護者は子どもが将来、高い収入の仕事に就くことができるよう良い大学を卒業させようとすると紹介。

 一方で記事は、日本と中国で根本的に違うのは「日本は勉強だけが唯一の道ではない」ということであり、勉強が苦手な子どもでも日本には他に成功の道が存在し、努力次第で豊かな暮らしができる環境があることだと指摘。勉強が得意であることに越したことはないが、日本では仮に勉強が苦手でも人並みの生活が保障されているという点が中国との違いであるとし、こうした保障がない中国では自然と競争が熾烈になってしまうことを強調した。

 中国では特に都市部において競争が激しい。子どもたちは毎日の勉強の他に様々な習い事もしていて、遊ぶ時間もないほどやることに追われているという。また、大学入試では日本のような二段階選抜はなく、センター試験のような「統一試験」による一発勝負だ。大学に入れるかどうか、そして、どの大学に入れるかどうかで人生が大きく変わる中国において、子どもたちの競争が激しくなるのも当然と言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)