中国メディア・東方網は9日、「どうして日本の地下鉄駅にはコインロッカーがたくさんあるのに、中国国内の地下鉄には少ないのか」とし、その理由について解説する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の地下鉄駅にコインロッカーがない大きな理由を「コインロッカーが儲からないうえ、管理コストが高いからだ」と指摘。コインロッカーを設置して営業する際、専用スタッフによるメンテナンスや清掃といった人的コストが必要になるとした。

 また、コインロッカーを設置することにより、爆発物、毒物、武器などをロッカーに保管する人が容易に出てくると説明。「中国国内の地下鉄における日常的な保安検査の入念さからも、安全に対する重視ぶりがうかがえるだろう」とし、安全上の問題もコインロッカーを設置しない理由になっていることを伝えた。

 さらに、記事によれば、中国の地下鉄駅ではコインロッカーに対するニーズが低いという。「地下鉄はあくまでも通過地点であって目的地ではない。今、中国国内で荷物を預けるニーズが」あるのは、滞在時間が長くなるような場所、例えばスーパーマーケットや高速鉄道駅、空港などだろう」と論じている。

 記事は一方で、「日本の地下鉄は密度が高く、短い距離を高頻度で利用する人、固定の路線を利用する人が非常に多い。そして駅の構内には大きな商業街があり、駅を外出の目的地にする人も少なくない」とし、日本の駅におけるコインロッカーの存在意義について説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)