中国では地下鉄やバス、高速鉄道などの公共交通機関の車内でも大声で話をしていたり、携帯電話で通話をしたりする人が大勢いる。公共交通機関の車内が静かな日本とは全く違う光景が広がっているが、中国ではそれを咎める乗客はまずいない。

 中国では公共交通機関の車内で静かにしている必要がないと言えるが、それでも「度を超えて」騒がしいと、問題が生じてしまうようだ。中国メディアの今日頭条は6日、中国高速鉄道の車内で「ライブでの動画配信」を行っていた中国人女性が「声が大きすぎる」として他の乗客からクレームを受け、女性は「日本人」を装って、日本語で喚き散らすトラブルが発生した。

 記事によれば、中国遼寧省内を走行していた中国高速鉄道の車内で5日、女性が「ライブでの動画配信」を行っていた。通常の話し声であれば何ら問題が起きることのない中国ではあるが、女性の声はあまりに大きく、女性は他の乗客からクレームを受けてしまった。その後、鉄道警察官が女性のところに駆けつけたところ、女性は何と逆ギレしたうえ、日本人を装って日本語らしき言葉で鉄道警察官に激しく抵抗、さらには周囲の乗客を罵ったというが、それでもライブ動画配信をやめなかったという。

 記事では「女性が日本人を装った」と伝えており、他の乗客が撮影した動画を確認したところ、確かに日本語らしい言葉で喚き散らしているのが確認できた。だが、その言葉は日本人が話す日本語ではなく、この女性が何のために日本語を話し、日本人を装ったのかは不明だ。他の乗客が撮影した動画には、現場に駆けつけた鉄道警察官の呆れた顔も映っていた。

 近年、日本でユーチューバーと呼ばれる人が増えているように、中国にもライブでの動画配信をしている人が大勢存在する。この女性も中国高速鉄道の車内からライブで動画配信をしてお金を稼ごうとしていたのかもしれないが、やはり周りの乗客への配慮を忘れてはならないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)