人は周囲の環境から大きな影響を受けるものであり、育った環境が違えば習慣や行動も違ってくるものだ。また、国や住んでいる地域が異なれば、文化や習慣も当然のように違ってくる。外国を訪れた際、無意識のうちに現地の人びとと違った行動を取ってしまい、恥ずかしい思いをするということ往々にしてあることだ。

 中国メディアの今日頭条は4日、日本を訪れた中国人旅行客が公共の場所で中国国内と同様の行動を取れば「嘲笑される」と指摘する記事を掲載し、日本を訪れる中国人が「気を付けるべきこと」について紹介している。

 記事はまず、中国人にとって歴史的背景ゆえに日本のすべてを受け入れることには抵抗があるとしながらも、近年は非常に大勢の中国人が日本を訪れていることも事実だと指摘。そして、日本の生活環境やマナーなど学ぶに値することも日本には数多くあると紹介し、日本を訪れる中国人は「公共の場所でのマナー」について注意するべきであると強調した。

 続けて、レストランなど飲食店でのマナーについて紹介している。日本の飲食店では靴を脱ぐ必要がある場所とない場所があるため注意が必要であること、さらに、日本のレストランでは自分で飲食物を持ち込んではいけないことを紹介。逆に中国では靴は脱ぐ必要はないし、飲食物の持ち込みも自由であることが多いため、これらは確かに注意が必要と言える。

 さらに記事は、温泉に入る際には体をきれいに洗ってから湯船に浸かるようにする必要があることを紹介したほか、電車の車内などでの通話は禁止であることや、路上などの公共の場所での喫煙もしてはいけないことを紹介している。中国では「禁煙」の表示がある目の前で喫煙している人や歩きタバコをしている人が非常に大勢いるが、日本では近年は特にタバコの受動喫煙をめぐる対策が強化されているため、日本滞在中はぜひ気をつけてもらいたいところだ。

 中国人は細かいことは気にしない大らかな国民性ということもあり、公共の場所でのマナーに対する意識はあまり高くないのが現状だ。今後、ますます多くの中国人が世界へと進出していくことだろう。その際、恥ずかしい思いをしないためにも、今から基本的なマナーを身に着けておく必要があるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)