中国では経済の発展と共に多くの中国人が海外旅行を楽しむようになっている。日本を訪れる中国人の数が増加傾向にあるように、中国では日本への旅行がブームになっており、日本を訪れた中国人の噂を聞いてさらに多くの中国人が日本に興味を持つという良性の循環が起きていると言えよう。

 日本を訪れた中国人の多くは、日本人の生活の細かい点に至るまで見られる「配慮」に驚かされるようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本旅行で感じた日本人の生活」という記事を掲載し、中国人旅行客の見解として日本を訪れて感じた日本人の生活の様子について紹介している。

 まず記事は、飛行場のトイレに設置してあった手洗い場を紹介している。その手洗い場は手を洗う場所に乾燥機も付いているタイプのもので、このような設計は中国ではまだ見られないものだが、「こうすることで手に付いた水滴で他の場所を汚すことはない」と紹介。また日本の空気は中国と比較して非常にきれいだが、それでも様々な場所に空気清浄機が設置してあることを伝え、これらは中国では見られない配慮であると強調した。

 続けて、日本ではいたるところに自動販売機が設置してあり、各販売機には具体的な住所が記されていることを紹介している。その理由として記事は、子供がたとえ迷子になってしまったとしても、自動販売機に記されている住所を告げることによって居所を特定することができると紹介。そして、日本の自動販売機には、自然災害が発生した際に無料で商品を取り出すことができる機能があり、救援物資をいち早く提供することができるようになっていることも紹介している。

 結びとして記事は、日本の経済発展の様子や街の様子などについてはテレビなどのメディアを通してある程度は知ることができるが、生活の細かい分野については実際に訪れてみないと分からないものだと指摘した。

 近年中国の発展は目覚しいものがある。大都市は日本に劣らないほど現代化が進んでいる。だが、この中国人が日本旅行で体験したように、生活の細かい点の配慮に関しては日中ではまだまだ差が大きいのが現状だ。今後、中国でも細部にまで配慮された生活環境が構築されていくことを期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)